研究課題/領域番号 |
18K06283
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
田村 謙太郎 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授 (40378609)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | シロイヌナズナ / 核膜 / 核膜孔 / 遺伝子発現 / ヌクレオポリン / 核ラミナ / クロマチン / 遺伝子発現制御 / 花粉 / サリチル酸 / 病害応答 / クロマチン構造 / 植物免疫 |
研究成果の概要 |
核膜孔複合体はヌクレオポリンとよばれるタンパク質によって形成される巨大タンパク質複合体である.核と細胞質間の輸送を制御するチャネルとしての機能だけでなく,クロマチン等の核内成分との相互作用による機能発現の場も提供している.本研究では遺伝学的手法およびin vitroにおける核膜再構成系を駆使することで,高等植物における核膜孔複合体の形成機構および免疫シグナル経路における遺伝子発現制御のメカニズムの一旦を明らかにすることに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核膜孔複合体および核膜は真核生物に広く保存された構造であるが,その機能は多岐にわたることが推定されていた.私達がこれまでに見いだしていた植物独自の核膜孔や核膜成分の解析をベースとして研究を展開した.本研究成果では,植物が進化の過程で独自に手に入れた遺伝子発現制御機構および,器官発生における核膜成分の新しい役割と機能を明らかにすることができた.これらの成果は効率的な食料増産を進めるうえで重要な分子基盤となることが期待される.
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