研究課題/領域番号 |
18K06291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
池田 陽子 岡山大学, 資源植物科学研究所, 准教授 (80467688)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | サイレンシング / 植物 / エピジェネティクス / 転写サイレンシング / エピゲノム / 遺伝子サイレンシング / トランスポゾン / シロイヌナズナ |
研究成果の概要 |
植物特異的なトランスポゾン関連ドメインを持つPMDタンパク質MAIN及びMAIL1は、シロイヌナズナにおいて転写型遺伝子サイレンシング(TGS)に寄与する。PMDタンパク質はDNAメチル化やsiRNAとは独立の機構でTGSに関わる事が示唆されたが、その分子機構は不明であった。本研究ではMAIN及びMAIL1によるTGSのメカニズムを明らかにするため、シロイヌナズナmail1変異体の抑圧変異のスクリーニングを行った。また、MAIN及びMAIL1タンパク質が実際に核内でどのように機能しているかを明らかにするため、変異体におけるクロマチンのアクセッシビリティや核内のクロマチン状況を解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイルスやトランスポゾンといった侵略者と、宿主ゲノムの間では、活性化と抑制のせめぎ合いが絶えず行われて来たと考えられ、この現象は生物のゲノム進化の過程で重要な役割を果たした可能性がある。本研究はこの機構が植物進化の過程に関与してきたことを示唆するゲノム進化のモデルケースとして興味深い。また、本研究で明らかになった新規サイレンシング機構は植物の遺伝子発現調節の新たな系として利用できる可能性がある。
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