研究課題/領域番号 |
18K06349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45010:遺伝学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
宮地 まり 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50349255)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Nerobiology / Epigenetics / Social behavior / Nuclear structure / 神経細胞 / 終末分化 / 核内構造 / 遺伝子発現制御 / 神経特異的遺伝子 / 神経細胞分化 / エピジェネティック / ニューロン |
研究成果の概要 |
本研究では,モデル脊椎動物であるメダカを用いて遺伝学と行動学的解析を組合せることにより,トポIIβが神経機能に重要な遺伝子の発現を制御する機構と,その破綻が高次脳機能に及ぼす影響を明らかにすることを目的として行った.ゲノム編集法によりトポIIβ遺伝子に変異の導入された3系統を樹立した.トポIIβホモ接合変異体は孵化後1週間以内に致死となることを明らかにした.孵化直後のホモ,ヘテロ,野生体頭部を用いてmRNA-seqを行った結果,多数の神経特異的遺伝子の発現が減少することが明らかとなった.現在社会性行動に着目し,行動評価実験を行なっている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では日本オリジナルのモデル脊椎動物であるメダカを用いて遺伝学と行動学的解析を組合せることにより,トポIIβが新規のエピジェネティック制御で神経機能に重要な遺伝子の発現を制御する機構と,その破綻が高次脳機能に及ぼす影響を明らかにすることを目的として行われた.実際,トポIIβが発現誘導する遺伝子が多数同定され,それらに多くの神経・精神疾患の関連遺伝子が含まれていた.今後の行動評価実験によりASDをはじめとする精神神経疾患の病態理解に繋がることが期待される
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