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クマノミ類をモデル系とした海洋適応放散の進化遺伝機構

研究課題

研究課題/領域番号 18K06385
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45030:多様性生物学および分類学関連
研究機関九州大学 (2021)
福井県立大学 (2018-2020)

研究代表者

小北 智之  九州大学, 農学研究院, 教授 (60372835)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード海洋生態学 / 海洋生物学 / 魚類学 / 形質遺伝学 / 表現型進化 / 表現型適応 / 種多様性 / サンゴ礁魚類 / 海洋 / 適応進化 / 生態的種分化 / 海洋生態系 / サンゴ礁 / 魚類 / 適応放散 / QTL解析 / ニッチ分化 / 脳形態 / 形質遺伝 / 生態ゲノミクス / 種分化
研究成果の概要

熱帯・亜熱帯域の浅海域は、地球上で最も種多様性が高い生態系の一つである。生物の移住の障壁に乏しい海洋環境では、異所的種分化モデルのような機構は駆動しにくいため、著しい種多様性の存在は海洋生物学上の大きなミステリーとなっている。その一方で、当該海域には生物による複雑で微細な生息場所が創出されており、多様な生息場所ニッチの存在により駆動される生態的種分化が広い分類群にわたって普遍的に生じているとの予測がある。本研究では、当該現象が強く示唆されるクマノミ属魚類をモデル系とし、未開拓領域である海洋の生物多様性創出と関連した表現型の進化遺伝機構を追究するための研究基盤、特に形質遺伝学的基盤を確立した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

重要な種多様性創出機構である生態的(適応放散的)種分化の背後にある遺伝子・ゲノム基盤を追究することが近年可能となってきたが、研究のモデル系は陸上・陸水生物に極端に偏っており、海洋の種多様性創出における当該研究は、その莫大な種多様性の存在にも関わらず、未開拓領域となっている。この理由の一つは、一般に海洋生物は飼育繁殖・育成が難しく、様々な遺伝学的アプローチを展開する際の材料としての扱いにくさにある。本研究では、応用的な水産研究で培われてきた技術を適用することで、海洋の生物多様性創出と関連した表現型の進化機構を追究するための研究リソースを作出することができ、今後の研究展開のための基盤を確立した。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 海洋適応放散研究のためのクマノミ種間交雑家系の作出2021

    • 著者名/発表者名
      小北智之・長島拓也・北沢宏貴・青木聡史・鈴木宏易
    • 学会等名
      2021年度日本魚類学会年会(ウェブ大会)
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 生態的特性が異なるクマノミ種間におけるマクロ脳形態の比較2019

    • 著者名/発表者名
      長島拓也・小北智之・河部壮一郎
    • 学会等名
      第30回魚類生態研究会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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