研究課題/領域番号 |
18K06426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45040:生態学および環境学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
鈴木 準一郎 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (00291237)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | クローナル植物 / 自己間引き / steam girdling法 / 地下貯蔵物質 / 物質転流 / 感染症 / 防御機構 / 生理的統合 / 転流 / ラメット / 同化産物 / 季節的枯死 |
研究成果の概要 |
本研究は、クローナル植物で自己間引きが見られない機構を栽培実験により明らかにすることを目指した。ラメット間の生理的統合や季節的な地上部の枯死ではなく、地下部に多量の物質を貯蔵するため生育初期からの同化産物の地下への転流が、個々のラメットの成長を抑制し自己間引きを防ぐという仮説を検討した。steam girdlingを用いて同化産物の地下部への転流様式を変化させると、感染症の発生確率が高まり、ラメットの死亡率が非常も高まった。しかし、ラメットの顕著なサイズの増加は見られなかった。以上から物質転流の変換が、クローナル植物の防御システムに影響する可能性があり、より詳細な検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
葉と茎や花からなる地上茎と根からなるラメットが、地下茎などを介して栄養繁殖により、複数連結したクローナル植物は、シダから被子植物にまで存在し、多くのバイオームで構成草本種の大半がクローナル植物である。温帯の林床では、草本の70%程度の種がクローナル植物だとされ、その生態的特性の理解は、生態系機能や生物多様性の保全においても重要である。一方で、クローナル植物の生態的特性に関する研究は、いまだに十分ではなく、その特異な物質転流の意義については解明が必要である。
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