研究課題/領域番号 |
18K06487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
重松 直樹 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (30469613)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ギャップ結合 / コネキシン36 / パルブアルブミン / GABAニューロン / バレル / ミニバレル / barrel cortex / parvalbumin / tracer injection / electron microscopy |
研究成果の概要 |
本研究ではマウス1次体性感覚野の4層におけるパルブアルブミン陽性GABA作動性ニューロン(以下PVニューロン)に対する視床―皮質間入力の分布パターンを形態学的手法を用いて解析した。これまでの研究から、この領域のPVニューロンには4種類のサブタイプが存在することを明らかにしたが、視床―皮質間入力はサブタイプに対する選択性は存在しないことが分かった。 以前の研究でのPVニューロンのサブタイプ間で構築されるギャップ結合を考慮すると、視床からの感覚情報は皮質にはランダムに到達し、ギャップ結合を介したPVニューロンで情報の選択がなされている可能性を示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大脳皮質は哺乳動物の脳内において最大の領域を占め、ヒトでは知覚・記憶・運動・思考などの高次脳機能を司る機関である。本研究では感覚入力の処理を行う体性感覚野に注目した。大脳皮質への主要な入力を行う視床の神経線維を可視化し、体性感覚野に存在する特定のGABAニューロンへの分布パターンを観察した。 観察の結果、視床からの入力にGABAニューロンへの細胞選択性は存在しなかった。これまでに行ってきた研究の成果を合わせて考察すると、大脳皮質の特定のGABAニューロンが視床から無作為に入ってくる情報を取捨選択している可能性が考えられる。
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