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脳腸相関に着目した消化管グリアの動態と病態生理の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K06505
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46020:神経形態学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

井村 徹也  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00405276)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード消化管 / グリア細胞 / 腫瘍発生 / 消化管神経系 / 脳腸相関 / グリア
研究成果の概要

消化管神経システムの主要なコンポーネントである消化管グリア細胞(EGC)について、ヒト腸管における分布や病態下における変化について検討を行った。ヒト結腸では各陰窩間に3-5個程度のEGCが存在し、細い突起を粘膜固有層内に伸長していた。加齢に伴って粘膜内のEGCの数は保たれていたが、老齢期には陰窩底周囲に集積する傾向がみられた。大腸前癌病変では粘膜内EGCの数は減少しており、その分布や粘膜内神経突起には疾患特異的な変化が見られた。In vitro共培養モデルを用いた検討から、EGCは大腸腫瘍細胞の細胞内情報伝達を修飾し、粘液産生などの腫瘍形質を調節している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

動物モデルを用いた検討から、EGCが消化管の恒常性維持に重要な役割を果たしていることはわかっているが、一方でヒト腸管における分布・機能や病態機序への関与については殆どわかっていない。今回の成果は、ヒトEGC研究へのフレームワークを提供するとともに、疾患特異的なEGCの変化を初めて明らかにしたことに意義があり、腫瘍発生・進展における腫瘍間質成分としてのEGCに光をあて、将来の新たな治療標的の創出につながるものである。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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