研究課題/領域番号 |
18K06519
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46030:神経機能学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
前島 隆司 金沢大学, 医学系, 准教授 (70399319)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 背側被蓋核 / 乳頭体 / ヒスタミン神経 / 頭部方向細胞 / 空間認知 / ナビゲーション |
研究成果の概要 |
背側被蓋核-外側乳頭体路は、深部感覚と前庭感覚をもとに頭部方向細胞の方位選択性を形成、維持する情報処理過程に寄与すると考えられている。本研究では、この処理過程の解明を目指し、その回路網を構成する神経細胞の接続と電気生理学的性質を取得することを目的とした。実験結果により、背側被蓋核は神経活動の電気的性質と接続する標的細胞が異なる背側と腹側に局在するGABA作動性神経細胞で構成されていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭部方向情報の処理過程を担う、背側被蓋核から外側乳頭体に至る神経回路を構成する神経細胞の接続と機能の一端が明らかになった。ここで得られた知見は哺乳類における空間認知・ナビゲーションシステムの全容解明に寄与すると期待される。また、この経路においてヒスタミン神経に対し直接シナプス入力を形成する神経細胞の機能的性質が明らかになり、これにより空間認知機構におけるヒスタミン神経系の機能的役割の解明につながると考えられる。
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