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終神経が介在する二酸化炭素からの忌避行動の神経基盤

研究課題

研究課題/領域番号 18K06539
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46030:神経機能学関連
研究機関帝京科学大学

研究代表者

小出 哲也  帝京科学大学, 総合教育センター, 准教授 (30247837)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード感覚神経 / 侵害受容ニューロン / 終神経 / 痛み / ゼブラフィッシュ / 化学感覚 / 忌避行動 / 侵害受容 / 感覚ニューロン / RNAシークエンス / 感覚神経系 / 神経回路 / 二酸化炭素 / GnRHニューロン
研究成果の概要

本研究課題が対象とする終神経は、嗅神経と嗅球の間に位置し、鼻と脳の広範囲にその軸索を投射するが、その機能はよくわかっていない。終神経は性腺刺激ホルモン放出ホルモン(Gonadotropin releasing hormone, GnRH)を発現することから、その機能は生殖行動に関与すると考えられてきた。しかしながら、本研究課題によって終神経は、CO2を受容し、忌避行動を駆動する侵害受容ニューロンであることが明らかとなった。終神経に関する新たな研究分野の開拓、ヒトを含む他の動物におけるGnRHペプチドニューロンの役割の解明に向けて役立つものと期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

痛みを伝える侵害受容ニューロンは、個体の生存を脅かす侵害性の脅威刺激に応答して忌避行動等を引き起こす。本研究によって、終神経が新規の侵害受容ニューロンであること、ゼブラフィッシュの終神経は侵害受容ニューロンの作用機序を解明するための非常に良いモデルとなりうることが判明した。終神経は、ほぼ全ての脊椎動物の鼻に存在するが、これまでその機能はほとんど分かっていなかった。本研究課題を通じて侵害受容ニューロンとしての終神経を理解することは、ヒトの第0番脳神経のはたらきを理解するうえでも重要な意味をもつ。したがって、本研究は、今後のヒトの侵害感覚受容メカニズムの研究発展に貢献できると期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Terminal nerve GnRH3 neurons mediate slow avoidance of carbon dioxide in larval zebrafish.2018

    • 著者名/発表者名
      Koide T, Yabuki Y, Yoshihara Y.
    • 雑誌名

      Cell Report (2018) 22(5):1115-1123.

      巻: 22 号: 5 ページ: 1115-1123

    • DOI

      10.1016/j.celrep.2018.01.019

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] ゼブラフィッシュ稚魚における二酸化炭素からの忌避行動は終神経がつかさどる2019

    • 著者名/発表者名
      小出 哲也
    • 学会等名
      動物学会関東支部大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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