研究課題/領域番号 |
18K06554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
大多和 正樹 北里大学, 薬学部, 准教授 (70453503)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 天然物合成化学 / 活性増強物質 / 天然物合成 / アムホテリシンB / 創薬化学 / 天然有機化合物 / 有機合成化学 / 活性増強剤 |
研究成果の概要 |
北里大学薬学部において見出された、深在性真菌症の治療薬である amphotericin Bの活性増強剤であるFKI-4981Bならびにshidoamideの化学的供給ならびに立体配置の決定を目的とし、全合成研究に着手した。FKI-4981Bの 3, 5および 13位の立体化学は、ヨウ化サマリウム (Ⅱ) と不斉補助基を用いた立体選択的な Reformatsky反応を用いることで構築し、β-マンノシド部位を導入することで、FKI-4981Bのすべてのジアステレオマーの合成を可能とする包括的な合成経路の構築に成功し、全てのジアステレオマーを合成することでFKI-4981Bの絶対立体配置を決定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Amphotericin B (AMPB) は深在性真菌症に対する治療薬の第一選択であるものの、最大の欠点は副作用の重篤さである。そのため新たなAMPBの副作用軽減策の開発が急務である。北里大学薬学部において見出されたFKI-4981Bならびにshidoamideは天然由来のAMPB活性増強物質であり、これらをリード化合物する、これまでにないAMPBの副作用軽減する薬剤開発が望まれる。本研究成果にてそれを可能とする基盤を築くことができ、今後の研究により有望なAMPB活性増強物質が創出されることが期待される。
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