研究課題/領域番号 |
18K06588
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
福原 潔 昭和大学, 薬学部, 教授 (70189968)
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研究分担者 |
水野 美麗 昭和大学, 薬学部, 助教 (60766195)
大野 彰子 国立医薬品食品衛生研究所, 安全性予測評価部, 主任研究官 (70356236)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / アミロイドβ / カテキン / プロシアニジン / フィセチン / アミロイド |
研究成果の概要 |
天然カテキンとその重合体はアルツハイマー病の発症原因となるアミロイドβの凝集と酸化ストレスを抑制する。そこで、本研究ではさらに強力な活性を有する化合物の開発を目的としてこれらの化合物の構造修飾を行なった。カテキンおよびフィセチンにメチル基を導入したところ抗酸化活性が飛躍的に増加した。また、カテキン二量体の立体構造を平面に固定化したところ、抗酸化活性とアミロイドβの凝集阻害作用が増加し、神経細胞毒性を強力に抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症の原因の約7割を占め、40代から60代の若年性の患者も急増しているアルツハイマー病は、未だ有効な治療法が確立されていない。市販されている医薬品はダメージを受けた神経を賦活化させる作用はあるが、発症を抑えることはできない。研究で設計・合成した化合物は安全性の高い天然カテキンの誘導体であり、アルツハイマー病発症の初期の段階に作用して神経毒性を抑制することから、根本的な予防・治療薬の開発につながる。
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