研究課題/領域番号 |
18K06589
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
|
研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 |
研究代表者 |
田口 博明 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (20549068)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 抗体酵素 / タウオパチー / タウタンパク質 / 抗体医薬 / ペプチド |
研究成果の概要 |
タウオパチーは、微小管結合タンパク質であるタウタンパク質が神経細胞内に多量に貯留する神経変性疾患の総称で、アルツハイマー病などが含まれる。本研究では、タウオパチーの原因物質であるタウタンパク質を加水分解する抗体酵素を誘導するための抗体酵素誘導試薬の分子設計と合成を行った。タウタンパク質の凝集、それに続く神経毒性を発現するアミノ酸配列を含む抗体酵素誘導試薬を分子設計し、固相ペプチド合成法と液相法を組み合わせることにより抗体酵素誘導試薬の合成に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
効果的な治療薬がないタウオパチーの治療薬の創製を目指し、タウタンパク質を分子標的とした抗体酵素を得る誘導体試薬の合成は、タウタンパク質を特異的に加水分解する抗体を作製することができる独自のアプローチであり、学術的評価は高い。また、これまで根本的治療薬がなかったタウオパチーの治療を大きく前進させることができる可能性がある。また、抗体酵素は既存の抗体医薬に比べ、投与量を大幅に減少させることができることから、抗体医薬がかかえる副作用や高額な医療費などの問題を解決することが期待されるため、社会的意義もあると考えている。
|