研究課題/領域番号 |
18K06672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
齊藤 洋平 京都薬科大学, 薬学部, 助教 (90411032)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 熱ストレス / Hsp / Stat / 低酸素 / HIF / VEGF / Stat3 / Hsp105 / 転移浸潤 / 温熱耐性 |
研究成果の概要 |
ストレス応答は、熱ショックタンパク質(Hsp)の発現を介して細胞の恒常性維持に寄与する。一方、癌細胞において、Hspは温熱や薬剤に対して抵抗性を引き起こすことから治療の妨げとなる。本研究では、熱ストレスによるStat3のリン酸化を介した活性化とその意義として癌細胞における温熱耐性獲得へのStat3のリン酸化やHsp105の関与を明らかにした。さらにStat3活性化は、癌細胞の生存や転移浸潤に寄与することから、熱ストレスが転移浸潤の亢進や上皮間葉転換を誘導する可能性について検討した結果、熱ストレスにより転移細胞数の増加が観察され、この熱による転移能亢進へのStat3の活性化の関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、熱ストレスによるStat3活性化の生理的意義として、Stat3の標的遺伝子の発現を介した温熱耐性獲得、細胞転移能亢進などが示唆された。これらは、癌温熱療法や化学療法における治療の妨げや癌悪性化の可能性を示している。熱ストレスにより活性化したStat3を阻害することは治療効果の向上と副作用の低減に有用であると期待される。
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