研究課題/領域番号 |
18K06711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
原 貴史 徳島文理大学, 薬学部, 講師 (90546722)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 亜鉛シグナル / 亜鉛 / 微量元素 / 心循環器 / 亜鉛トランスポーター / 心機能 / 亜鉛恒常性 / 炎症応答 / 心臓 / 心疾患 / 循環器 / トランスポーター / 膜タンパク質 / 炎症 / シグナル |
研究成果の概要 |
亜鉛トランスポーターは、生体内の亜鉛恒常性を制御する膜輸送体タンパク質であり、これまでに免疫応答や発生への関与など様々な役割が知られている。しかし現在までに亜鉛シグナルと循環器についての報告はほとんどない。そこで本申請課題は、心循環器の恒常性維持における亜鉛シグナルの役割と病態の関与について検討を行なった。本申請課題では、主に以下の知見を得るに至った。1) Zip13-KOマウス由来初代培養心筋細胞を用いた解析においては、不規則な拍動が認められた。2) Zip13-KOマウスの心機能解析においては、心機能の顕著な障害と特徴的な遺伝子発現の変動が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請課題で着目したZIP13については、ヒトにおける機能欠損型遺伝子変異が報告されており、脊椎手掌異形成型エーラスダンロス症候群(EDS-SPD3)の原因遺伝子として知られている。EDS-SPD3患者においては、成長遅延、皮膚の脆弱化、筋緊張低下などの症状が報告されているが、心循環器との関連についてはこれまでに報告がない。本申請課題では、ZIP13が心循環器の新たな制御分子であるとの知見に至った。本結果は、心循環器の制御メカニズムとしてZIP13が重要な役割を果たすことを示しており、ZIP13が新たな心疾患の治療標的となる可能性を示唆するものである。
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