研究課題/領域番号 |
18K06717
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西村 慎一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (30415260)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 生理活性化合物 / 天然物 / 生体膜 / 膜脂質 / 天然物化学 / 生体膜脂質 |
研究成果の概要 |
生体膜に作用する生理活性物質を天然資源より探索し、取得した4つの化合物群についてそのユニークな化学構造や生物活性、作用メカニズムの解明研究を推進した。すなわち放線菌が他種細菌との複合培養により産生する5aTHQ類が凝集体を形成して脂質膜に結合することを明らかにし、シアノバクテリア由来のamantelide Aはステロールを含有する脂質膜を新しいメカニズムで認識することを見出した。また新しい抗真菌化合物amphiolを見出し、抗真菌活性を示す特殊脂肪酸については特徴的な細胞形態変化を解析することでユニークな作用メカニズムの可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体膜を構成する膜脂質はゲノムに直接コードされておらず解析手法に限りがあることから、その機能の理解は遅れています。一方で膜脂質は感染症治療薬の標的であり、新しい膜脂質標的型の化合物が求められています。本研究では膜脂質に作用して抗真菌活性を示す新しい生理活性化合物を取得し、それらのユニークな表現型と作用メカニズムの一端を解明しました。取得した化合物を用いた膜脂質の機能理解と抗真菌剤開発への貢献が期待されます。
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