研究課題/領域番号 |
18K06718
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山田 耕史 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (00253469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | チューブリン分子 / 海洋無脊椎動物 / 海綿動物 / 海草 / AChE阻害活性阻害 / H5N1ウイルス増殖抑制 / 抗がん剤 / PC12 |
研究成果の概要 |
本研究では、海洋無脊椎動物からチューブリン重合・脱重合阻害作用を示す成分を検索し、得られた成分を新規抗がん剤のシード化合物として開発するために、海洋生物の採集と活性成分の分離操作を行った。具体的には、採集した各試料動物並びに微生物培養物を処理して、粗抽出物を作成した。第一次活性試験として、各粗抽出物について、神経成長因子共存下で PC12 細胞に対する神経突起伸展作用を調べ、突起の伸展作用を示し、チューブリン機能に影響を与えている可能性を有する抽出物を選出し、活性成分の単離を行った。その結果、海草、海綿動物、海洋性細菌類からセラミド、セレブロシド、環状ペプチドを単離し構造決定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん克服を実現するためには、化学療法で用いられる有効な新規抗がん剤を創出することが不可欠である。そのためには、抗がん剤開発の鍵となるシード化合物の創成が求められる。本研究において、海洋無脊椎動物からシード化合物になりうる活性成分を検索することを目的として実施し、海綿動物、海草、海洋微生物から活性成分を分離することに成功したことは学術的に意義深く、将来医薬開発の糸口になりえる点で社会的意義が大きい。
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