研究課題/領域番号 |
18K06737
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 |
研究代表者 |
廣森 洋平 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 助手 (60515956)
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研究分担者 |
井戸 章子 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (00336629)
中西 剛 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (50303988)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 核内受容体 / フジツボ / RXR / EcR / レポーターアッセイ / 有機スズ化合物 / リガンド結合実験 / RACE法 |
研究成果の概要 |
本研究によりフジツボにおいてecdysone receptor (EcR)およびretinoid X receptorが発現している事が確認された。また、系統樹解析の結果から、フジツボEcRは他の節足動物EcRと性質が類似している可能性、フジツボRXRは他の節足動物RXRと性質が異なる可能性が示唆された。 RI標識リガンドと組み換えタンパクを用いた実験の結果から、フジツボRXRは脊椎動物におけるRXRアゴニストである9-cis retinoic acidには結合しなかった一方で、有機スズ化合物であるトリフェニルスズに結合する事が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無脊椎動物における核内受容体に関する研究は、脊椎動物に比べると遅れているのが現状である。本研究では、無脊椎動物であるフジツボよりEcRおよびRXRを新たにクローニングする事に成功した。この成果は、無脊椎動物における核内受容体に関する知見を広げるものであると共に、無脊椎動物の生態系に及ぼす環境化学物質の影響を推定する足がかりになることが期待される。
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