研究課題/領域番号 |
18K06741
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
岡田 岳人 徳島文理大学, 薬学部, 特別研究員 (60412392)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 漢方処方 / 漢方方剤 / 漢方薬 / 生薬 / 証 / データベース / ノンターゲット化学分析 / 多変量解析 / 相関解析 / 漢方 / MS / NMR / PCA / OPLS |
研究成果の概要 |
数百種類にわたって使用されている漢方方剤(漢方薬)は、漢方医学独特の診断基準「証」に基づいて患者に処方される。その処方システムは、多様な治療経験・エビデンスに基づいたものであり、全体像は複雑である。こうした視点から、方剤の質量分析(MS; Mass Spectrometry)などによるノンターゲット化学分析から得られたフィンガープリント、構成生薬量・比、および「証」データを基にコンピュータを用いた多変量解析を行った。そして、得られた結果からデータ間の関係性を導出し、本研究対象とした方剤群の処方システム基礎理論をモデル化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究対象とした漢方方剤について処方システムの基礎理論を包括的にモデル化したことによって、漢方薬の使用をより分かりやすく一般化するための知見や方向性が得られた。こうしたモデル化は、既存の漢方方剤を基に新たな処方を理論的に提案・設計するための参考にもなりうる。また、漢方医学と薬物治療に共通点をもつその他の伝統医学研究にも応用されうる研究結果と考えられる。
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