研究課題/領域番号 |
18K06756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 (2020) 北里大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
田中 庸一 国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 主任研究官 (40525341)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 6-メルカプトプリン / 白血病 / 小児 / DNA / deoxy thioguanosine / NUDT15 / LC-MS/MS / deoxy thioguanine / DNA-dTG / 小児白血病 / メルカプトプリン / 代謝物 / 濃度 |
研究成果の概要 |
小児急性リンパ性白血病の維持療法で用いる6-メルカプトプリン(6-MP)を患者個々に合わせて使用するために、赤血球や白血球中のDNAに取り込まれた6-MP代謝物濃度を測定し、濃度の違いに影響を及ぼす因子や6-MPの作用を発現する6-MP代謝物濃度について検討した。細胞を用いた検討では、DNAへ取り込まれた6-MP代謝物量と細胞死に関連があった。6-MPが投与された患者では、DNAに取り込まれた6-MP代謝物量はNUDT15遺伝子多型の影響を受けていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児急性リンパ性白血病における6-MPによる治療の感受性には、DNAに取り込まれた6-MP代謝物量が関連している。また患者の持つNUDT15遺伝子多型によって、DNAへの取り込まれやすさが異なる。患者の持つNUDT15遺伝子多型および6-MP代謝物濃度の測定を併せて検討する事で、治療効果が期待できるが副作用が少ない患者個々に合わせた6-MPによる治療を提供することができると考えられる。
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