研究課題/領域番号 |
18K06758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大谷 壽一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (70262029)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 薬物相互作用 / 遺伝子多形 / cytochrome P450 / 個人差 / 代謝酵素 / トランスポーター / 飲食物成分 / グレープフルーツ / シトクロムP450 / OATPs / 代謝阻害 / 果汁 / ジャバラ / 遺伝子多型 / トランスポータ / CYP2C / 飲食物 / 個別化医療 |
研究成果の概要 |
薬物-飲食物相互作用の重要な機構として、飲食物成分による薬物代謝酵素や薬物輸送担体の阻害がある。一方で代謝酵素や輸送担体には遺伝的変異の存在が知られている。本研究では、代謝酵素や輸送担体の遺伝子変異が、飲食物成分による阻害の受けやすさに差異をもたらし、このことが薬物-飲食物間相互作用のリスクの個人差要因となっているとの仮説に基づいて検討を進めた。代謝酵素としてはCYP2C9, CYP2C19, 輸送担体としてはOATP1A2, OATP2B1を対象に検討を進めた結果、いずれも遺伝子変異により飲食物成分に対する感受性が異なっていることを明らかにした。また、新規の阻害成分の同定にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物相互作用 (いわゆる「薬の飲み合わせ」) のリスクが高い患者と低い患者が存在する原因について、代表的な薬物相互作用の機構に関係する「代謝酵素」と「輸送担体」の遺伝的な違いに着目してアプローチを試みた研究である。 代謝酵素や輸送担体の遺伝的な違いが、飲食物成分に対する感受性の差をもたらしていることを定量的に明らかにするとともに、果汁中より新たな相互作用原因成分を同定することにも成功しており、薬物相互作用の予測と回避に重要な情報を提供する研究である。
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