研究課題/領域番号 |
18K06807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
森 秀治 就実大学, 薬学部, 教授 (50220009)
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研究分担者 |
豊村 隆男 就実大学, 薬学部, 講師 (40425137)
渡邊 政博 就実大学, 薬学部, 講師 (10758246)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 炎症 / 組織リモデリング / サイトカイン / 医療薬学 |
研究成果の概要 |
パターン認識受容体刺激活性を持つDampsやAGEs分子について,結合因子の同定や起炎性複合体形成の有無,その病態生理学的意義について検討した。AGEsを特異リガンドに持った親和性担体を調製し,結合因子の探索を行ったところ,複数個の結合因子の存在が明らかとなった。その組換え体を調製し,炎症性サイトカイン発現応答や産生量への影響を検討したところ,結合因子はDamps誘導性の炎症応答に有意に影響を与えることが明らかとなった。本知見から,Damps複合体形成に伴う炎症応答制御機構が存在する可能性が見出され,炎症の遷延化を伴う組織リモデリング病態の分子理解と新たな創薬標的としての応用性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活習慣病の増悪化因子としてDampsやAGEs分子による過剰な免疫応答に焦点をあて,それらの生体内活性制御機構の解析研究を実施した。特に,結合因子の同定,起炎性複合体の形成に着目して研究を進めたところ,複数個の結合因子の存在が明らかとなり,これらの結合因子はDamps刺激による炎症応答に対して有意に影響を与えることが明らかとなった。本知見は,Damps複合体形成に伴う炎症応答制御機構の存在の可能性を拓くとともに,組織リモデリング病態の分子理解と新たな治療標的としての応用性を示唆するものである。
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