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高尿酸血症病態における禁煙補助薬バレニクリンによる動脈硬化進展の加速・増悪機序

研究課題

研究課題/領域番号 18K06809
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関福岡大学

研究代表者

山内 淳史  福岡大学, 薬学部, 教授 (90341453)

研究分担者 古賀 允久  福岡大学, 薬学部, 准教授 (60570801)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード動脈硬化 / 高尿酸血症 / バレニクリン / 薬物有害作用
研究成果の概要

経口禁煙補助薬バレニクリンは禁煙治療で成果を挙げているが、動脈硬化巣形成を促進する可能性が報告されている。一方で最近、高尿酸血症が動脈硬化発症に影響することが示唆されている。本研究では、高尿酸血症状態ではバレニクリンによる動脈硬化発症が増加すると仮説を立て、動物および細胞実験を行った。
高尿酸血症モデルマウスでは、バレニクリン誘発動脈硬化巣形成が促進された。この作用はバレニクリンが惹起するマクロファージの脂質取込、排出に関わる分子CD36、LOX-1、ABCG1の発現量変動を介したものではなく、炎症性サイトカインIL-6の増加が関与していることが推察された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

喫煙者は男性に多く、バレニクリンによる禁煙治療実施数も多い。また高尿酸血症も男性に多く、その潜在的患者数は500万人ともいわれる。以上を考慮すると、高尿酸血症状態でバレニクリン禁煙治療が実施される可能性が高いことが推察され、本研究成果は動脈硬化増悪を注意喚起する根拠となる基礎実験情報といえる。また、作用機序としての分子機構については、今後の研究が待たれるが、尿酸単独で炎症性サイトカインIL-6発現増加が認められた点は興味深く、他の疾患発症との関連解析につながるものと考えられる。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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