研究課題/領域番号 |
18K06819
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
佐藤 啓介 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (60644044)
|
研究分担者 |
寺田 純雄 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00262022)
川岸 将彦 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (60323606)
齊藤 健太 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (60374659)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 収縮環 / 蛍光偏光 / アクチン / ミオシン |
研究成果の概要 |
細胞分裂過程で形成される収縮環の形成機構を明らかにすることを目的として研究を行った。方法としては、蛍光偏光顕微鏡による生細胞分子配向解析と、近位依存標識法による関連タンパク質の同定を用いた。蛍光偏光顕微鏡観察のためのアクチンとミオシンの蛍光偏光プローブの作製に成功し、これらを安定発現する哺乳類培養細胞株を樹立した。近位依存標識法は、新たな手法の発表があったため、当初の計画から変更を行った。COVID-19の影響により、研究期間内に予定の研究計画を完了することはできなかったが、準備はほぼ整っているため、研究期間終了後も研究を継続して計画の完了を目指す。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞分裂は地球上に生きる全ての細胞に共通する必須の現象である。アクチンとミオシンからなる収縮環は、植物以外のほぼすべての真核生物の細胞分裂過程で形成される構造であるが、収縮環形成の分子メカニズムはこれまで分かっていなかった。細胞分裂過程がどのように行われているか、どのようにコントロールされているかを明らかにすることは、基礎生物学的、基礎医学的な意義があるだけでなく、例えば癌細胞がなぜ異常に分裂するのか(コントロールされない分裂を行ってしまうのか)、またそれを制御するにはどうしたらよいか、といった人類にとって重要な課題を解決するために役に立つ可能性がある。
|