研究課題/領域番号 |
18K06820
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
|
研究機関 | 北海道医療大学 (2021-2022) 東京医科歯科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
柴田 俊一 北海道医療大学, 歯学部, 客員教授 (80187400)
|
研究分担者 |
船戸 紀子 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 准教授 (10376767)
依田 浩子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (60293213)
藤川 芳織 昭和大学, 歯学部, 助教 (60805943)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 下顎頭軟骨 / 細胞外基質 / 遺伝子発現 / 二次軟骨 / syndecan / decorin / biglycan / プロテオグリカン / fibromodulin / Syndecan / 成長因子 / 転写因子 |
研究成果の概要 |
本研究は下顎頭軟骨の初期形成に関連する特異的な因子を網羅的に検索し、下顎頭軟骨形成への役割を明らかにする事を目的として行われた。マウス胎仔でSox9発現前の変化が顕著な遺伝子の網羅的検索をマイクロアレイで検索した結果、多くの候補遺伝子が確認された。しかしながら細胞成長因子に関してはin vivoでの発現を検索したが十分な結果は得られなかった。そこでバックアップとして計画していた細胞外基質、特にsyndecan familyや小型ロイシン含有プロテオグリカンの発現パターンの検索などを行い、下顎頭軟骨に関連する論文を8報発表できた。したがって本研究は下顎頭軟骨研究の進捗に貢献できたと考えている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下顎頭軟骨は顎関節の一員で関節軟骨として働いてしているとともに、顎顔面の一つの成長中心であり成長軟骨としての性質も持っている。したがってその形成過程を検索することは発生学のみならず、口腔外科、小児歯科、歯科矯正科など歯科臨床にとっても非常に重要であるといえる。本研究では初めに下顎頭軟骨の初期形成に関与する因子の網羅的検索を行った。その後の解析で当初の目的に叶う決定的な因子は発見できなかったものの、形成過程に関与する細胞外基質成分の遺伝子解析を行った結果、下顎頭軟骨に関する論文を8報発表できた。以上のことから、本研究は下顎頭軟骨研究を通して臨床も含めた歯科医学の発展に貢献できたと考えられた。
|