研究課題/領域番号 |
18K06846
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
相沢 信 日本大学, 医学部, 教授 (30202443)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 細胞・組織 / 老化促進マウス / 骨髄ストローマ細胞 / 造血微小環境 / マクロファージ / 三次元骨髄培養 / サイトカイン / 細胞周期 / 三次元培養 / ストローマ細胞 / 老化促進モデルマウス |
研究成果の概要 |
造血微小環境を構成するストローマ細胞は恒常的造血、またストレス下の反応性造血において、サイトカイン産生などの機序を介して造血細胞の増殖・分化を制御し、同時に造血細胞保護機能を有するなど造血現象の中心的役割を担っている。in vivo、in vitroの両面からの様々な検証によりこれら作用が確認され、ストローマ細胞、特にマクロファージの量的、質的機能障害が、造血障害などの病的動態に深くかかわっていることが明らかとなった。本研究により、血液細胞を育てる「正しい畑を構築する」という観点からの造血器障害治療に対する新たな展開の可能性が示唆される結果が得られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は造血を行ういわば「畑」である造血微小環境の構成要素としての「ストローマ細胞」に注目し、生体内(造血組織)における存在様式について、またこれら細胞が実際にどの様に造血幹細胞の増殖・分化に関わりを持って機能しているかをin vivo標本を用いて解析し、さらに新規に開発した三次元培養法を用いたin vitroの面からも検証したものである。これによりストローマ細胞による造血制御機構を解明し、「種」である造血細胞を育てるための「正しい畑を構築する」という観点から、今後人工骨髄の開発なども含めて白血病などの難治性造血器疾患に対する新規治療法の開発の可能性が示唆された研究である。
|