研究課題/領域番号 |
18K06848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
高井 啓 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (60637205)
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研究分担者 |
有吉 哲郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (00782103)
池田 一穂 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20642565)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | RNA / ライブイメージング / 遺伝子発現 / 発生生物学 |
研究成果の概要 |
RNAは細胞内で恒常性維持、個体発生、腫瘍形成など様々な生物学的機能を担っている。そのため、生きた細胞内で内在性RNAを可視化・制御する方法論は、基礎生物学のみならず医学的にも大きな意義を持つ。本申請研究では、申請者らが独自に開発した人工RNA結合タンパク質を用いて新たに内在性RNAの可視化・制御法を開発した。さらにこれを応用することで、生きた細胞内における総和mRNAの可視化法を開発し、その時空間動態を解析することに成功した。以上の成果により、生きた細胞や個体発生における総和mRNA量の時空間動態と生物学的意義が明らかとなり、総和mRNAの生物学という新たな学問の創造につながると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果で確立した内在性RNAの可視化・制御法は従来では不可能であった非改変の内在性RNAを非破壊的に解析することを可能にし、これまでに明らかにされていなかったRNAの新たな機能解明が期待される。特に生きた細胞や個体における総和mRNAの動態に関してはこれまでに研究例がなく、新たな生物学的分野の創出にもつながると期待される。 またRNAの制御はガンなどの疾患や長期記憶の形成などへの関与が知られている。また近年のmRNAワクチンの開発など、RNA全体が社会的により身近な存在となりつつある。本研究成果がこれら医学分野に応用されることで将来的に重要な社会的意義を担うことが期待される。
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