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環境で攻撃性を司る神経回路はどの程度変化するか?:遺伝と環境の交点を探る

研究課題

研究課題/領域番号 18K06866
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48020:生理学関連
研究機関国立研究開発法人国立環境研究所

研究代表者

前川 文彦  国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 主任研究員 (40382866)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード脳 / 性ステロイドホルモン / 性差 / 攻撃行動 / 環境 / 遺伝 / 性分化 / ステロイドホルモン / 攻撃性 / エストロゲン様作用 / 鳥類
研究成果の概要

他者との関係性構築が困難な発達障害の急増が社会問題となっており、一部の児童・生徒の表現型として起こる行為障害・暴力といった問題行動増加の原因究明が求められているが環境要因が問題行動増加の原因となるプロセスを理解するための学術基盤が不足している。本研究では遺伝的に異なる攻撃性を示す2系統のウズラを用いて「環境要因に高い感受性を示す攻撃関連神経回路」を同定することで、環境要因による問題行動増加を生物学的に理解する糸口を見出すことを試みた。その結果、系統と性差の相互作用によって発現が変化する遺伝子候補群を同定することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

2012年発表の文科省調査で普通学級の小中学生の6.5%が社会的なコミュニケーション等に支障を来す発達障害に罹患している可能性が指摘される等、発達異常が急増していることに不安が高まっている。発達障害には他者との関係性を確立することが困難な例が含まれており、表現型のアウトプットとして攻撃性性向や暴力といった問題行動が引き起こされる場合もある。原因として環境要因の関与が疑われているが特に有害化学物質が脳の発達に影響を与え、後発的な問題行動の引き金となる神経回路の形成異常を誘導している可能性が指摘されている。本研究は環境要因に影響をうけやすい神経回路を同定するための基礎的な情報を提供するものである。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 性染色体上の神経ペプチド遺伝子のニワトリ脳発現における雌雄差の解析2020

    • 著者名/発表者名
      加藤智美,櫻井美弥乃,白石純一,前川文彦,浜崎浩子
    • 学会等名
      日仏生物学会第193回例会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 発達期の環境化学物質曝露と行動の発達2018

    • 著者名/発表者名
      前川文彦
    • 学会等名
      第35回 生殖・発生毒性学東京セミナー
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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