研究課題/領域番号 |
18K06987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
小杉 伊三夫 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (10252173)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | サイトメガロウイルス / 潜伏感染 / 単クローン抗体 / 動脈粥状硬化症 / 人体病理 / 人体病理学 / ホルマリン固定パラフィン包埋標本 |
研究成果の概要 |
病理医が日常診断で遭遇するサイトメガロウイルス(CMV)感染細胞ではウイルス増殖が見られ容易に検出可能である.一方, CMV潜伏感染細胞を検出する方法は未だ確立していない.近年,CMVゲノムにおいて潜伏感染を維持するのに必須な遺伝子群が発見され,これらに由来する蛋白(LAP)が潜伏感染時でも宿主細胞に影響を及ぼすと考えられている.代表者はLAPの一つに注目し,ホルマリン固定パラフィン包埋切片(FFPE)でも同蛋白を検出できる単クローン抗体の作成を試みた.その結果,3種類の抗体を樹立した.さらに,これらの抗体を用いて大動脈粥状硬化病変のFFPE標本におけるCMV潜伏感染細胞の局在を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,サイトメガロウイルス(CMV)がヒト細胞内で潜伏感染を維持するのに必須なウイルス蛋白(潜伏感染関連蛋白)が明らかにされています.しかし,人体内のどの細胞にCMVが潜伏感染しているかは明らかでありません.本研究では,代表的な潜伏感染関連蛋白に対して特異的に反応する単クローン抗体を作成しました.さらに,この新規単クローン抗体を用いることで,人体組織内のどの細胞にCMVが潜伏感染するのかを明らかにし,潜伏感染しているCMVがどの様にして疾患の発症に関わるのかを明らかにすることが可能になります.
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