研究課題/領域番号 |
18K07007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
桑田 健 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 部門長 (00327321)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 胃癌 / 遺伝子変異 / ドライバー遺伝子 / ゼノグラフト / ゲノム |
研究成果の概要 |
自施設にて樹立したヒト患者由来ゼノグラフトモデル(PDX)34株および細胞株24株(計38症例)を用いて、原発巣・PDX・細胞株における遺伝子変異プロファイルを比較、ドライバー遺伝子の同定をおこなった。原発巣・PDX・細胞株いずれかで同定された遺伝子変異(単塩基置換もしくは挿入欠失)は47遺伝子、コピー数異常は7遺伝子であった。原発巣で認められた変異・コピー数異常がPDX・細胞株でも全例で保持されていた遺伝子として、TP53、KRAS、MYCなどが同定され、胃癌におけるドライバー遺伝子と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、胃癌について原発巣とヒト患者由来ゼノグラフトモデルおよび細胞株における遺伝子プロファイリングの結果比較より、ドライバー遺伝子の推定・同定が可能となることをしめすことができた。またPDX・細胞株にて新規発生した遺伝子変化についても、異なる環境に腫瘍細胞が適応するための意味のある変化、すなわち腫瘍の進展・転移に関連する遺伝子異常など、精密医療の発展にとって有用な情報となる可能性がある。
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