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腫瘍微小免疫抑制環境下におけるI型IFN誘導『責任分子』の探索と免疫療法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K07009
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

小坂 朱  旭川医科大学, 医学部, 講師 (40561030)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード免疫抑制 / I型インターフェロン / アゴニスト
研究成果の概要

担がんマウスの腫瘍組織から回収した腫瘍関連マクロファージを用いた定量的PCR法および網羅的遺伝子発現解析より、STINGアゴニストはTLRアゴニストと比べてI型IFNの発現誘導能が高く、TLR3アゴニストはDNAセンサーおよびTLRシグナル経路系の遺伝子発現が低い傾向が認められた。また、マウス骨髄から誘導した免疫抑制性マクロファージを用いた検討では、TLR3アゴニストと同様にTLR4やTLR7、TLR9アゴニストにおいてもI型IFN誘導能の低下が確認された。さらに、TLRアゴニストによる免疫抑制性マクロファージのI型IFN誘導能低下にIL-13シグナルが関与している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

I型インターフェロン(IFN)は抗腫瘍免疫応答の誘導に重要な役割を担っておりSTINGやTLRシグナル伝達によって誘導されることから、これらを標的とした様々なアゴニストの研究開発が行われている。しかし、実臨床においては期待されたほどの効果が見られていない。その一因として、本研究ではがん組織などの免疫抑制環境下においてはI型IFN誘導能が減弱していること及びその誘導機序が定常状態とは異なる可能性を示した。さらに詳細な解析を行い、そのメカニズムを解明することでSTINGおよびTLRアゴニストによるI型IFN誘導の調節機能を介した免疫賦活能の増強を目指す。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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