研究課題/領域番号 |
18K07040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
北川 昌伸 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10177834)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | DNA損傷 / MCM2 / apoptosis / 腫瘍 / 悪性腫瘍の治療 / NA損傷 / アポトーシス |
研究成果の概要 |
我々はこれまで、マウスを用いた実験によりMCM2 を介した apoptosis 増強作用の機序を解明してきた。そこで、本研究では、MCM2 を標的としたヒト腫瘍への apoptosis 誘導法を開発し、悪性度の高い腫瘍の新たな治療法を確立することを目的として解析を行った。様々な腫瘍で高悪性度群とされる型の症例でMCM2の高い発現が認められた。細胞株を用いた in vitro 実験系やマウスモデルを用いた in vivo 実験でMCM2高発現腫瘍にはDNA損傷に伴う強い apoptosis 誘導が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常とは全く異なる新たな経路で p53 依存性アポトーシスシグナルが増強されていることが明らかになった。またin vitro の実験系を用いてこの現象の機序を徹底解明したところ、新たな apoptosis 誘導経路に関わる MCM2minochromosome maintenance protein 2) の作用機構の全貌を解明することができた。細胞株を用いた in vitro 実験系やマウスモデルを用いた in vivo 実験でMCM2高発現腫瘍にはDNA損傷に伴う強い apoptosdis 誘導が認められ、今後の治療開発を考える上で有用であると考えられた。
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