研究課題/領域番号 |
18K07240
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 理 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (00325953)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 糖鎖 / 悪性リンパ腫 / シアル酸 / レクチン / 細胞接着 / Igシグナル / イムノグロブリン |
研究成果の概要 |
B cell lymphoma細胞株HBL-2のgalectinへの接着には、IgM上のN型糖鎖の変化あるいはシアル化が関与し、PI3K, Cdc42, CD45などのシグナル伝達が作用していた。 一方、Burkittリンパ腫細胞株HBL-8 3G3cloneを用いた実験では、フッ素化シアル酸を投与することにより、sialyltransferaseを阻害して、細胞表面のシアル酸を除くと、galectinへの接着が亢進することも明らかとなった。イムノグロブリンとの関連は不明であるが、細胞表面のシアル酸を除くと接着が変化することは、リンパ腫の転移を抑えるという治療法を考える上で重要な知見であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト悪性リンパ腫における糖鎖の研究はきわめてすくなく、不明な点が多い。 今回の成果は、世界的にも新しい知見であると考えられる。今後とも、悪性リンパ腫における糖鎖の研究を継続していくことは、大変貴重であると考えられた。
|