研究課題/領域番号 |
18K07248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
西川 裕之 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 研究技術員 (90387077)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | DSB応答タンパク質 / ユビキチン化 / 脱ユビキチン化 / DNA修復 |
研究実績の概要 |
令和3年度は、当初計画にしたがって相互作用のあったタンパク質を同定した後、SCAFFORDソフトウェアにて一覧、数値化してIPAソフトウェアにて解析をおこなった。質量分析で得られた大量複合データを、各種パスウェイにてどのようなタンパク質の変動があるかを網羅的な解析をおこなった。IPAソフトウェアを用いる事でパスウェイ上でのDSB後のタンパク質の変化の検出をおこなったが複数検出した結合タンパク質群が1つの複合体形成をおこなっていると示唆され、この新規複合体の解析を今年度は試みた。 質量分析を用いた検討の結果、BAP1に対する相互作用タンパク質を同定した。BAP1の相互作用因子をIPAソフトウエアでの解析を行い、質量分析で得られた大量 複合データを各種パスウェイにてどのようなタンパク質の変動があるか解析を試みた。 同時期に検出された結合タンパク質群に意味のあるパスウェイなのか検討する為に、HEK-293T細胞を用いた過剰発現系にて再度検証をおこなった。検討の結果、 BAP1に対して結合し翻訳後修飾をおこなうタンパク質複合体がBRCA1、 BARD1複合体に対して結合量を増幅している事が判明した。令和4年度はBAP1の翻訳後修飾がどのように 複合体形成に関与するかの検討を開始した。質量分析をおこないリン 酸化を中心にユビキチン化などを予測したところ複数のリン酸化部位、モノユビキチン化部位が候補として検出され、アミノ酸変位体をプラスミドベクターで作 成しHEK-293T細胞を用いた過剰発現系にて検討をおこなっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
去年に引き続き、今回新たに発見したBAP1、BRCA1、BARD1及びBAP1結合タンパク質の複合体の機能解析をおこなっている。DSB後の複合体形成の変化や細胞内の局在を検討する事で、新規発見したタンパク質複合体がどのような役割を担っているか検討を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
今回新たに発見したBAP1、BARD1、BRCA1及びBAP1結合タンパク質複合体の機能解析をおこなう事で、癌抑制遺伝子BAP1のDSB応答の機能解析をおこなう。
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