研究課題/領域番号 |
18K07303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
十合 晋作 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80365634)
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研究分担者 |
小見山 博光 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (30348982)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 循環腫瘍細胞 / 肺がん / バイオマーカー / テロメスキャンOBP-401 / 上皮間葉転換 / PD-L1 / 肺癌 / 血中循環腫瘍細胞 / 治療奏功予測バイオマーカー / 早期癌判定バイオマーカー / 非侵襲的高感度測定 / テロメスキャン |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、血中循環癌細胞(CTC)検出システムであるテロメスキャン法を用いた非小細胞肺がんでの臨床応用である。テロメスキャンは,癌で高発現しているテロメラーゼを認識する遺伝子組み換えアデノウイルスを感染させることで高感度CTC検出法のプラットフォームの基盤を構築した。また、EML-ALK変異陽性肺がん患者からEMT-ALK変異陽性のCTCを同定し、検出されたCTCはがん細胞であることを証明した。悪性度が高く従来法では検出が困難であった上皮間葉転換を起こしたCTC(EMT-CTC)、免疫チェックポイント阻害剤の奏功に関連するPD-L1を発現するPDL-1-CTCの定量も可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、血中循環癌細胞(CTC)検出システムであるテロメスキャン法を用い悪性度が高く従来法では検出が困難であった上皮間葉転換を起こしたCTC(EMT-CTC)、免疫チェックポイント阻害剤の奏功に関連するPD-L1を発現するPDL-1-CTCの定量が可能となった。非小細胞肺がんの早期診断から個別化医療に向けた革新的な手法であることを立証し、世界初の画期的な臨床応用システムの基盤形成を行った。薬事承認申請までを視野に入れた研究開発であり,テロメスキャンによるCTC検出法から,様々ながん患者のがん関連死亡の減少と生存期間の延長により、国民の生活に寄与することが期待される。
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