研究課題/領域番号 |
18K07329
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
|
研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
西谷 直之 岩手医科大学, 薬学部, 教授 (10286867)
|
研究分担者 |
大津 圭史 岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (60509066)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | mTOR / Wnt / 化合物 / 阻害薬 / 阻害剤 / Wnt経路 |
研究成果の概要 |
がん分子標的治療ではATP競合型キナーゼ阻害剤の躍進が著しいが、それに続く画期的な創薬のためには新たな治療標的の同定が重要な課題である。本研究開始時に、我々が同定したWnt/β-cateninシグナル阻害剤(WSI)が、mTOR複合体(mTORC)構成因子の1つであるTel2に結合することを見出していた。Tel2はmTORCの安定化因子であり、その機能制御は新たな治療戦略になり得ると考えた。本研究では「WSIのTel2への結合が、mTORC機能を阻害し、Wnt/β-cateninシグナル依存性細胞増殖を抑制する。」という作業仮説の検証を行い、新規治療標的としてのTel2の有用性を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、画期的な新規創薬標的を提供するものであり、新たな創薬フロンティアを開拓する糸口となる。進行性腎細胞がんや神経内分泌腫瘍などのmTOR阻害薬が有効なアンメットメディカルニーズの高い疾患のための新たな治療選択の礎を築く。
|