研究課題/領域番号 |
18K07341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 日本医科大学 (2020) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2018-2019) |
研究代表者 |
三浦 奈美 日本医科大学, 先端医学研究所, 助教 (80636978)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アクチニン-4 / バイオマーカー / タンパク質相互作用 / 翻訳後修飾 / 浸潤・転移 / アクチン / リン酸化 / アクチニンー4 / 表面プラズモン共鳴法 / 非小細胞肺がん / PPI阻害 |
研究成果の概要 |
アクチニン-4(ACTN4)の細胞における浸潤・転移能への寄与ついて、分子レベルでの解析を行なった。ACTN4とアクチンがダイレクトに結合している像を原子間力顕微鏡を用いて動画で撮影することに成功した。さらに、ACTN4の野生型と2種の変異体の間で結合様式の違いがあることを見出した。またin vitroリン酸化を行える系を確立し、ACTN4がEpidermal growth factor receptor (EGFR)により直接リン酸化されることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、非小細胞肺がんにおける術後補助化学療法の効果予測バイオマーカーであるACTN4のアクチンフィラメントとの結合様式およびACTN4のリン酸化に対する新たな知見が得られた。この結果から、ACTN4の生物学的活性化機構の一部を明らかにすることができ、ACTN4に対するダイレクトな創薬やACTN4のリン酸化機構を介した創薬が期待される。また、様々ながん種類でACTN4の発現していることが報告されているため、非小細胞肺がんだけではなく他のがんの種類への治療への応用が期待される。
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