研究課題/領域番号 |
18K07394
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
|
研究機関 | 新潟医療福祉大学 (2020-2022) 鹿児島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
八坂 敏一 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (20568365)
|
研究分担者 |
栗原 崇 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (60282745)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 神経障害性疼痛 / 脊髄後角 / ミクログリア / 局所神経回路 / インターニューロン / ミクログリ |
研究成果の概要 |
神経障害性疼痛の動物モデルの脊髄後角においてミクログリアが増殖・活性化することが報告され、ミクログリアに関連する分子を中心として研究が行われてきた。しかし、ニューロンとミクログリアの物理的な接触に関する報告はほとんどない。我々は、神経損傷後の脊髄後角において、ニューロンとミクログリアの接触像を観察したので、この現象について調べた。神経損傷後にこの現象は増加することが観察された。また、この現象は脊髄後角の神経細胞の種類(興奮性/抑制性)によらず観察された。この現象をさらに解析することで、病態形成の原因が解明されるかもしれない。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経障害性疼痛は鎮痛薬が効かないこともあり、原因解明と新規治療法の開発が急務である。この病態に関する脊髄後角のミクログリアのこれまでの研究は、ミクログリアを刺激する分子やミクログリアから放出される分子に関するものが中心であった。しかし、今回はニューロンとミクログリアの物理的接触に注目しており、このような研究はほとんど報告されていない。これまでにも多くの研究がなされているにも関わらず、治療につながるような結果があまり得られていない。従って、今回の研究は新しいアプローチであり、新しい視点から病態解明につながるような結果が得られるかもしれない。
|