研究課題/領域番号 |
18K07445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
伊澤 正一郎 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (30572599)
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研究分担者 |
日野 智也 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (40373360)
福原 隆宏 鳥取大学, 医学部, 准教授 (80403418)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自己抗体 / 甲状腺癌 / 予後 / ELISA / 合成ペプチド / 立体構造 / X線構造解析 / バイオマーカー / エピトープ / ペプチド / 診断 / バイオナーカー |
研究成果の概要 |
本研究では血液中の自己抗体を検出することによる新たな甲状腺癌の診断法を開発するため、まず甲状腺癌患者およびコントロールとなる良性疾患、健康な人において臨床データとの対応性のある血清ライブラリーを作成し、評価体制を整備した。次に自己抗体のエピトープが存在する抗原蛋白質の精製が困難な状況を解決するため、合成ペプチドを代用する方法を開発し、国内特許 (7011815) を取得した。さらに自己抗体が産生されるメカニズム、実用化に必要な測定法、抗原蛋白質の立体構造解明によるエピトープの決定を目指したが、本報告書提出時点において結論に至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、一般に予後良好で経過観察も選択肢となる甲状腺癌の診断を超音波検査所見に基づく細胞診やステージ、手術時の病理組織診断等により行う現状とは異なり、血液中の自己抗体を測定することによる簡便で非侵襲的に新たな診断方法の開発である。本研究が実用化されることにより、甲状腺癌の患者や診療に携わる医療関係者の負担軽減、医療費削減が期待される。同様の手法は他の悪性腫瘍の評価においても応用可能であり、特に稀少で診断方法が未確立のがんへの応用が期待される。
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