研究課題/領域番号 |
18K07459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
関口 敦 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 行動医学研究部, 室長 (50547289)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ストレス関連疾患 / 脳画像 / 神経可塑性 / 認知訓練 / 認知介入 |
研究成果の概要 |
近年の脳画像研究において、運動学習や認知訓練、磁気刺激(TMS)、電気刺激(tDCS)などによる短期的な刺激により、脳機能・脳形態が変化することが明らかになっている。これら、脳形態の変化は、成人におけるシナプス可塑性の根拠として論じられている。シナプス可塑性の低下は、認知症の危険因子との報告や、ストレス負荷からの回復を予測する要因との報告もあり、疾患リスクを評価する客観的なバイオマーカーとなる可能性がある。 本研究では、短期的な認知介入による脳MR画像変化をシナプス可塑性として評価・検証することを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本共同研究が今後発展することにより、短期的刺激によるシナプス可塑性の個人差を検出し、精神疾患の危険因子のバイオマーカーとなりえることを明らかにできると見込まれる。更に、ストレス関連疾患の患者群への同様の検討を行うことで、短期的な認知的刺激によるシナプス可塑性指標が、認知行動療法や薬物療法などの治療反応性を予測する因子となる可能性を検討する。中長期的な展望としては、より簡便な介入検査により、疾患リスクや治療反応性を予測できることができ、精神医療への多大なる貢献が見込まれる。
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