研究課題/領域番号 |
18K07461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山内 一由 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70419414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アポリポ蛋白 E / Cystein-thiol / レドックス状態 / 酸化ストレス / 動脈硬化症 / アルツハイマー病 / リポ蛋白代謝 / 血清apoE / Cysteine-thiol 基 / レドックス変化 / レドックスindex / apolipoprotein E / apolipoprotein AII / ジスフフィド結合 / DMPCクリアランス / システイン / システイン残基 |
研究成果の概要 |
蛋白質のCysteine-thiol基のレドックス状態(RSCT)の変化は当該蛋白質の生理機能に影響を及ぼすことが示されてきているが、Apolipoprotein E (apoE) については明らかになっていない。本研究では、apoEの病態生理学的機能に及ぼすRSCTの影響について検討した。apoEのRSCTはトリグリセライドに富むリポ蛋白とグルコースの代謝に密接に関与していることを見出した。さらに、血清apoEのRSCTは動脈硬化症患者群と対照群とで有意差があり、その評価は動脈硬化性疾患やアルツハイマー病など酸化ストレスを起因とする諸疾患の診断や予防に有用である可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化が加速化する中で動脈硬化性疾患やアルツハイマー病など酸化ストレスを起因とする諸疾患の予防法と早期診断法の開発とそれに不可欠な病態メカニズムの解明は喫緊の課題である。apoEはこれらの疾患の発症に関与する重要な分子である。本研究では、apoEのRSCTが脂質および糖代謝に影響し、動脈硬化症の病態形成に関与していることを見出した。これらの知見は、臨床検査による血清apoEのRSCTの評価が酸化ストレスを起因とする諸疾患の診断や予防に有用である可能性を示唆している。
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