研究課題/領域番号 |
18K07471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
奥井 英樹 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70815620)
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研究分担者 |
池田 義之 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (00573023)
窪薗 琢郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (00598013)
大石 充 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50335345)
二宮 雄一 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (40722575)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | フレイル / 栄養 / 肥満 / 心房細動 / 心血管疾患 / 動脈硬化 / 生活習慣病 / サルコペニア / 低栄養 |
研究成果の概要 |
加齢に伴い筋萎縮や筋力低下のサルコペニアを基盤としたフレイルのリスクが上昇する。さらに近年の生活習慣の欧米化に伴い、筋肉は委縮する一方で脂肪が蓄積することで体重はむしろ増加するサルコペニックオベシティーの問題がある。我々は、健診データを用いた検討により、腹囲長が超過していると、正常洞調律にあってもその後の心房細動発症の独立した因子となることを明らかにした。さらに性差別に検討したところ男性においてこの傾向を有していることが明らかとなった。また別の後ろ向き研究により、フレイルの主たる要因である低栄養は、様々な心血管疾患においてイベント発症や生命予後不良の独立した因子であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
栄養はフレイル進展における主たる要因である。我々の研究により、栄養過多や栄養バランス異常の存在が示唆される腹部肥満や、逆に低栄養を有することは、新規心房細動発症や、様々な心血管疾患のイベント発症および生命予後不良のリスク因子となることが明らかとなった。栄養を軸とした適切な治療介入を行うことは幅広く心血管疾患およびフレイルの有効な予防・治療となり、超高齢社会を迎え急増している心血管疾患やフレイル・サルコペニア、そしてこれに伴う医療費・医療資源の高騰という現在本邦が直面している社会的問題に対する有効な解決方法に繋がる、社会的意義の高い成果を得ることができた。
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