研究課題/領域番号 |
18K07512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
咲間 妙子 (笹井妙子) 帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (70419026)
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研究分担者 |
竹内 暢 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (80360296)
井上 雄一 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (50213179)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | レム睡眠行動障害 / REM sleep without atonia / 軽度認知機能障害 / パーキンソン病 / 一般高齢者 / αシヌクレイノパチー / 認知機能 / 有病率 / 嗅覚機能 / 錯視 / レビー小体型認知症 / community-based RBD / idiopathic RBD / 疫学 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
一般高齢者におけるレム睡眠行動障害(RBD)の有病率ならびにその転帰を調査するため、新潟県湯沢町において大規模高齢者調査を実施した。本邦の一般高齢者における有病率は1.23%であった。本研究によって一般高齢者においては男女比2:1と女性の割合は臨床例に比して高く、受診動機のある患者に比して一般高齢者には女性RBD例が潜在していることが明らかになった。また、一般高齢者から抽出されたRBD例は、臨床RBD例よりも高い嗅覚機能と認知機能を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで明らかにされてこなかった日本人一般高齢者でのレム睡眠行動障害の有病率が明らかになった。また、その男女比が臨床例と異なり女性患者の割合が多いことから、症状が軽度で受診にいたらないが明らかなレム睡眠行動障害である女性が一般高齢者に潜在することも明らかになった。レム睡眠行動障害の臨床例に比して、罹病期間に差はないものの嗅覚機能や認知機能は高く保たれており、一般高齢者から抽出されたレム睡眠行動障害の患者には低リスクの患者が含まれる可能性が示唆された。
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