研究課題/領域番号 |
18K07562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
淵上 学 広島大学, 医系科学研究科(医), 講師 (40403571)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | PTSDの発症機序 / PTSDの予防法 / PTSDの新規治療法 / PTSDの異常な神経回路 / PTSD / グルココルチコイド / 神経活動操作 |
研究成果の概要 |
PTSD と副腎皮質ホルモンの関連は広く認識されているが、本研究では副腎皮質ホルモン受容体の活性化から海馬のアポトーシスに至るPTSDの病態形成過程をはじめて示すとともに、副腎皮質ホルモン受容体の阻害薬投与によってPTSDの発症を予防できる有望な可能性が示された。 また、精神神経疾患の治療において反復経頭蓋磁気刺激や経頭蓋直流電気刺激などのニューロモデュレーションが注目されており、本研究では、曝露課題を用いるPTSD治療において神経活動を賦活するニューロモデュレーションの併用が恐怖記憶の効果的な消去に有用であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外傷的ストレスによってストレスホルモンが放出され、PTSDの発症に至る分子生物学的機序の一端を明らかにする一方で、形成されたPTSDの神経回路異常を神経活動操作によって修正する方法を提唱するなど、基礎神経科学、臨床精神医学の双方の発展に寄与する重要な知見が得られたと考えられる。
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