研究課題/領域番号 |
18K07605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
石井 啓義 大分大学, 医学部, 准教授 (00555063)
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研究分担者 |
寺尾 岳 大分大学, 医学部, 教授 (80217413)
横山 和仁 順天堂大学, 医学部, 客員教授 (00158370)
松川 岳久 順天堂大学, 医学部, 助教 (60453586)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | リチウム / 認知症 / メンタルヘルス / 水道水 / 水資源 |
研究成果の概要 |
リチウムは認知機能低下予防や認知症発症リスクを低下させる効果を有することが近年の臨床研究で示唆されている。本研究では、水道水や血液に含まれる微量なリチウムが認知症を予防するという仮説を検証することが目的であった。この仮説通りの結果は得られなかったが、男性の血中リチウム濃度と言語性記憶は有意な負の相関を示した。微量なリチウムが認知機能低下の進行予防に役立つ可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療濃度のリチウムが認知機能低下予防や認知症発症リスクを低下させる効果を有することが近年の研究で示唆されているが、微量なリチウムと認知症および認知機能に関する研究報告はいまだに少なく、一致した見解が得られていない。今回の結果は「水道水や血液に含まれる微量なリチウムが認知症を予防する」という当初の仮説を支持するものではなかったが、中高年者の認知機能に対して負の相関を示した。将来的に微量なリチウムにより認知障害が予防できる可能性を示唆したことで社会的意義は高い。
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