研究課題/領域番号 |
18K07626
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 筑波大学 (2020-2021) 群馬大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
中島 崇仁 筑波大学, 医学医療系, 教授 (70375559)
|
研究分担者 |
米本 由木夫 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (50400734)
岡邨 興一 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (90527722)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 関節リウマチ / 光免疫療法 / 抗体 / IL-6受容体 / 光イメージング / 関節炎 / IL-6受容体 / マウスモデル / マクロファージ / 近赤外線 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、がん治療に対して有望な治療方法として新たに開発された光免疫療法の技術を関節リウマチに用いるものである。光免疫療法ではがん細胞の表面に発現する抗原に対する抗体にIR700という薬剤を付加した薬剤を作成し、静脈内投与後24時間で近赤外線を照射することで治療を行う。今回、臨床で治療に用いられているIL-6受容体をターゲットに光免疫療法を行った。用いた抗体はマウス抗IL-6受容体抗体で、これにIR700を標識した薬剤を作成した。コラーゲン誘発関節炎マウスモデルを作成して、関節や脾臓などに近赤外線を照射することで、関節炎の進行度合いを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節リウマチは早期に治療介入することで、二次性の変形性関節症を予防して、患者のQOLの改善を期待できる。一方で、現在用いられている生物学的製剤や抗体療法はまれに重篤な副作用を来すことが分かっており、光免疫療法の技術を応用することで、より少ない抗体量で、より高い効果を期待できる。これまでがん治療に用いられてきた光免疫療法を関節リウマチに応用した新しい着眼点による研究である。
|