研究課題/領域番号 |
18K07673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
片岡 正子 京都大学, 医学研究科, 助教 (10611577)
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研究分担者 |
飯間 麻美 京都大学, 医学研究科, 助教 (60748797)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | MRI / 乳癌 / 血流 / 画像診断 / 高速撮像法 / 血管新生 / 圧縮センシング / 灌流 / 拡散強調画像 / Breast / 高速撮像 |
研究成果の概要 |
乳房の超高速造影ダイナミックMRIの画質改善、撮像・解析法の確立、および乳腺腫瘍血流・血管評価にもとづく診断や治療効果判定・予測法の確立に取り組んだ。圧縮センシングを用いた撮像法の最適化、Maximum Slopeを中心とする新たなパラメータの有用性を示し、拡散強調画像と合わせた解析で診断能の向上を得た。また、本法は背景乳腺の影響を受けにくいことを論文として発表。治療効果判定においても従来法より優れた正診率であること、腫瘍血管と増殖能の関連や機械学習を用いた腫瘍血管抽出法につき学会発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の乳房造影MRIでは、造影のみでも約8分を要するため、時間や費用面でスクリーニング検査としての乳房MRI導入の障壁となっていた。また、腫瘍血管は癌の悪性度や治療効果を評価する手がかりと考えられていたが、標準的な乳房MRIでは腫瘍血管の描出は困難であった。 本研究で得られた成果は、これらの問題点を克服するものであり、時間短縮により乳房MRIのスクリーニング検査としての実用への一歩を示した点での社会的意義とともに、腫瘍血管からのアプローチという新たな手法を見出したという点で学術的意義も大きいと考えられる。
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