研究課題/領域番号 |
18K07698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
吉本 光喜 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 主任研究員 (00345638)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 核医学治療 / アクチニウム / RGDペプチド / インテグリン / 膵癌 / 膵がん / アルファ線核種 / アルファ線 / アルファ核種 / PRRT |
研究成果の概要 |
本研究課題では、225Ac-DOTA-RGD2を用いたαvβ3インテグリン発現膵がんに対する核医学治療の有用性について検討を行った。111In-DOTA-RGD2を用いて、薬物動態実験を行い、腫瘍及び腎臓への高集積を確認した。担癌マウスを用いて治療実験を行った結果、225Ac-DOTA-RGD2は顕著に腫瘍増殖を抑制したが、一部で肝毒性が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵臓がんは有効な治療方法が確立していない代表的な難治がんであり、その治療方法の開発が熱望されている。本研究では、高い細胞障害性を有するアルファ線核種(225Ac)に着目し、RGDペプチドをキャリヤーとして利用したペプチド受容体放射性核種療法について検討した。ある程度の血液毒性などは観察されたものの、225Ac-DOTA-RGD2は非常に強い増殖抑制効果を示した。本研究成果は、難治がんに対する新しい治療法開発の一助になり、社会的意義の高いものと考える。
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