研究課題/領域番号 |
18K07719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
船間 芳憲 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (30380992)
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研究分担者 |
宇都宮 大輔 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30571046)
中浦 猛 熊本大学, 病院, 准教授 (90437913)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | CT線量 / 造影剤ヨード / 造影CT / シミュレーション / 管電圧 / 小児 / 造影前CT / CT / 線量 |
研究成果の概要 |
造影剤を使用した造影CTは、CT画像の組織コントラスト改善を目的として、臨床では幅広く使用されている。非造影CTに比較し、造影CTでのヨード増強効果の違いが線量増加へ与える影響についてモンテカルロシミュレーションを用いて検討を行った。ファントムや臨床での結果をもとに、使用するエネルギーである管電圧や造影剤投与量などの違いにより線量増加へ与える影響が異なることが明らかとなった。また、造影剤ヨードに対する線量低減の観点から、デュアルエネルギーCTの有用性も導くことが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療の検査で使用するCTはX線を用いるが、他のモダリティーに比べて比較的線量が高く社会的な関心も高い。そのため、正確なX線量を把握し、線量低減の手法を検討することは重要である。一般的に造影剤を用いない非造影CTに比較して造影CTは、ヨードを用いるために人体へのX線吸収が高く、造影剤による線量増加が懸念される。また、この線量増加は造影剤ヨードの使用量や、CTで使用するエネルギーによっても異なることが予想され、CT線量を正確に把握するためには、ヨード造影剤の線量増加分を加味して検討することが重要である。
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