研究課題/領域番号 |
18K07746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
松原 孝祐 金沢大学, 保健学系, 教授 (30507372)
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研究分担者 |
福田 篤志 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00811704)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | コンピュータ断層撮影 / 被ばく線量 / 最適化 / 放射線技術学 / 医学物理学 |
研究成果の概要 |
CTの撮影前および撮影後のそれぞれで必要とされる被ばく線量情報を,簡便かつ精度よく評価するための研究を行った.CT撮影前のsize-specific dose estimate(SSDE)の推定精度向上のためには,体軸方向における各横断面で補正手法を適用する必要があった.また,各臓器の線量データを解析し,その等価線量とSSDEとの間には正の相関が認められた.CT撮影後に各臓器の線量を詳細に推定するために,CTに対応した線量計算プログラムを開発し,高い精度で線量が計算できることを示した.さらに,この線量計算プログラムを各種方式のdual-energy CTに対応できるよう改良を進めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって,CT撮影前にsize-specific dose estimate(SSDE)を簡便かつ精度よく推定するための方法を考案できた.さらに,SSDEから各臓器の線量を高い精度で推定できることを示した.得られた線量情報は,その後に実施するCT撮影の撮影条件を最適化するために役立てることができる.また,本研究で開発したCTに対応した線量計算プログラムは高い精度で線量が計算できるとともに,近年広く普及しているdual-energy CTにも対応したプログラムとなっており,得られた線量情報は,詳細な臓器線量の解析やリスク評価に役立てることができる.
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