研究課題/領域番号 |
18K07784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 輝幸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (10246647)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | CDKL5 / てんかん / 精神運動発達遅滞 / 遺伝子治療 / アデノ随伴ウイルス / ノックインマウス / ノックアウトマウス / アデノ随伴ウイルスベクター / 神経発達障害 / CDKL3 |
研究成果の概要 |
SynIプロモーターでhCDKL5を発現するAAVベクターを数種類作製し、Cdkl5 KOマウス脳へのAAV投与によるCDKL5遺伝子導入効率を定量化した。CDKL5キナーゼ活性欠失を来すCDKL5ミスセンス変異モデルCdkl5キナーゼ活性欠失ノックインマウスを作製し、網羅的行動テストにより異常表現型を同定、大脳皮質in vivo広域カルシウムイメージングにより大脳機能的結合の障害を同定、脳波解析によりガンマ波パワースペクトラムの異常を同定した。CDKL5欠損症に対する遺伝子治療の概念実証モデルとして、任意の時点で変異型CDKL5発現マウスを野生型同等マウスに変換可能なモデルマウスを作製した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CDKL5欠損症に対するCDKL5遺伝子補充療法の前臨床試験をCdkl5 KOマウスを用いて行った。効果的な遺伝子補充に適したアデノ随伴ウイルス (AAV) ベクターを得るため数種類のAAVベクターを作製して効果を比較検討した。CDKL5遺伝子の病因変異のうちの、キナーゼ活性のみ欠失したCDKL5を発現するタイプのモデル動物として、CDKL5活性欠失マウスを作製し、その表現型を網羅的行動解析、in vivo大脳皮質広域カルシウムイメージング、脳波解析などにより多次元的に同定した。更に遺伝子補充療法の効果の概念実証のために、任意の時点で正常型マウスに変換可能なCdkl5機能喪失マウスを作製した。
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